屋久島の観光地No.1といっても過言ではない縄文杉トレッキング。
登山初心者の方も多く訪れるので、ツアーやガイドを行っている会社がたくさんあります。
催行人数にもよりますが、ツアーは大体1万~1.5万円、貸切ガイドだと2.5万円前後。
安くない金額なので、ガイドありかなしかは、かなりの悩みどころですよね。
ということで、ここでは登山初心者が実際にガイドなしで登ってみた経験から、ガイドなしで感じたメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
自由に写真が撮れる
ガイドなしのメリット1つ目は、自分の好きなタイミングで好きなだけ写真が撮れることです。
「ちょっとこの道いいな」とか「人がいなくなってからゆっくり撮ろう」といったことが好きに出来ちゃいます。
もしガイドさんと一緒だとしても、名所や見どころではきちんと写真を撮る時間は取ってくれます。
ですが、それ以外のところ(自分が個人的にイイと思った景色)などでは立ち止まってくれないので、好きに撮ることは難しいですね。
ということで、写真をたくさん撮りたい方はガイドなしがオススメです。
自分のペースで歩ける
ガイドなしのメリット2つ目は自分のペースで歩けるという点です。
「小腹が空いたからここでちょっと休憩しよう」「余裕があるからもう少しペースを上げて歩こう」といったことが自由に出来ます。
また、歩いていると暑くなったり寒くなったりするのですが、その時の服の着脱が気楽に出来るのも良かったですね。
脱ぎ着のたびに止まってもらうのはちょっと気まずい…
ということで、自分のペースで歩きたいという方はガイドなしのほうが良いかもしれません。
気を遣わなくていい
ガイドなしのメリット3つ目は、気を遣わず自由に過ごせる点です。
個人的にはこれが最大のメリットです!
会ったばかりの人にはどうしたって気を遣ってしまいますよね。
縄文杉トレッキングはとても長いコースなので、ガイドさん(ツアーなら他のツアー参加者)と半日近く一緒に過ごすことになります。
もし自分と合わない人がいたら…
誰とでも緊張せずマイペースに過ごせる、人と話すのが好き、というタイプなら大丈夫そうですが、そうでないなら気疲れしてしまうかもしれませんね。
デメリット
ペース配分が分からない
ガイドなしのデメリット1つ目は、どのくらいのペースで歩けばいいのかが分からないという点です。
メリットのところで自分の好きなペースで歩けることを挙げましたが、これは逆に言えばペース配分を自分で考えて歩かなければならないということになります。
何時にどこに着いていればいいかは、地図を見れば目安の時間が書いてありますが、いざ歩くと難しいものがあります。
そもそも、目印を通るたびに地図を見て時間を確認するのもけっこう大変だったりします。
ガイドさんがいればペース配分に関しては任せきりでいいので、その点はすごくラクですよね。
行き帰りが自力
ガイドなしのデメリット2つ目は、宿⇔登山口の移動がちょっと大変という点です。
ガイドを頼むと、宿までの送迎サービスをしてくれるものがとても多いです。
なので、登山口への行き方や、宿までの帰り方などを調べる手間がなくなります。
また、帰りのバスの時間に間に合わなかったらどうしようという不安もなくなりますね。
知らない土地なので、この送迎サービスは本当に魅力的だと思います。
結論:ガイドなしでも大丈夫!
個人的にはガイドなしでも大丈夫でした。
というより、むしろ好きなように歩けたのでガイドさんを付けなくて良かったかなと思います。
実は、最初はツアーに参加するつもりでいました。
ですが、ツアーの口コミをいろいろと見ているうちに怖くなり、最終的にガイドなしで行こう!と決意しました。
私がガイドなしで不安に思っていたのは、
- 道に迷わないか
- 屋久島に詳しい人と登ったほうが楽しめそう(珍しい植物を見逃しそう)
の2点でした。
道に関しては、とっても分かりやすかったので心配している方はご安心ください。
2つ目ですが、そこまで植物オタクというわけではないので、解説がなくても見ているだけで充分楽しめました。
ということで、不安は的中することなく楽しく歩くことが出来ました。
ガイドありかなしかを決めるのはとても難しいと思いますが、少しでもこの記事がお役に立てれば嬉しいです。