内向的な性格だと、なんだか生きづらい……と感じることがよくあります。
学生の頃も、社会人になってからも、いまいち周りと同じように楽しめない。
いったい何故なのでしょうか?
今回は内向的な人が生きづらさを抱えてしまう理由について考えてみたいと思います。
生きづらさは、ある意味当然
結論からいうと、生きづらさの理由は「社会が、外向的な人を求めているように見えるから。」だと思うんですよね。
社会がそうなんだから、生きづらいのは当たり前なんです。
なんでもいいですが、グループとか組織とか、とにかく集団で何かするっていう状況になると、”自発的にコミュニケーションできる社交的な人”=”外向的な人”でなければならない!みたいなプレッシャーがありませんか?
あれって内向的な人にとっては、結構疲れるんですよね。
子供の頃から「明るく積極的な人間にならなきゃダメ!」みたいな洗脳のせいかもしれません。
良くも悪くもこの教えのおかげで、内向的な人も一時的に明るく社交的に振る舞うことができたりします。
でもそれって本当の自分ではないので、無意識に緊張状態が続くことになるんですよね。
結果どうなるかというと、家に帰ったら自分のベッドでぐったり…。
もしくは、外向的な人に劣等感を抱いて、惨めな気持ちになってしまったり。
本当は、こんな気持ちになる必要ないくらい魅力的な部分が、内向的な人にもたくさんあるんですけどね。
本人がコンプレックスに思っているから気付かなかったり、周りが気付かせてくれなかったり、そういう人が多いように思います。
自分の魅力に目を向けて
内向的な人って自分をネガティブに評価しがちなんですよね。
これは、外向的な人の方が内向的な人よりも優れている、という思い込みがあるから。
もっとこじれると、あからさまに自分よりも内向的な人を見下す人もいたりします。
ほんと厄介ですよね、こういう価値観に縛られるのって。
なので、ここで提案したいのが、一回こういう考え捨てませんか?ってことです。
本来は優劣のある事柄ではないはずなので。
コミュニケーションスタイルが違う
内向的な人が自信喪失するのって、コミュニケーション力とか積極性に関してですよね。
そこがそもそも間違いだと思うんですよ。
内向的な人も外向的な人も同じくらいのコミュニケーション力と積極性を持っています。
ただ、その表現の仕方が異なるというか、やり方が違うというか、それだけの違いだと思うんですよね。
内向的な人って、考えが深かったり、他人を慮る気持ちが強い人が多いです。
だから、外向的な人と比べると他人と打ち解けるのに時間が掛かったりします。
でもこれって別にマイナスではないですよね?
思考力があるのも、他人を気遣えるのも、人間として魅力的ではないですか。
正しい場所でこそ輝ける
本来は、魅力いっぱいの内向的な人がなんでネガティブになりがちなのか。
それは、自分のコミュニケーションスタイルに合った場所を選べていないからです。
例えば、大人数で楽しむ場面、素早い判断が求められる状況、第一印象が重視される仕事など。
こういう場所だと、内向的な人の魅力はなかなか発揮されず、落ち込んでしまったりするのです。
たまに、内向的な性格を変えるために、無理して合わない場所に挑んでる人がいますが、声を大にして言いたいです。
「あなたの居場所はそこじゃないよ!」と。「あなたの魅力はその人たちには届かないよ!」と。
結局、人間関係を築くときのスタイルの違いなので、無理して変える必要ないと思うんですよね。
しかも、無理してるなってのは、案外他人にバレてたりします。
内向的な性格のままでも活躍できる場所は意外とたくさんあります。
なので、コンプレックスとして捉えるのではなく、そのままでもストレスなく活躍できる場所を探すことに時間を使う方が有益です。
「楽しちゃダメ!」なんてことないと思うんです。
外向的な人に合わせなくてもいい環境を選ぶ。それだけです。
リラックスした状態でこそ、内向型人間の良さが出てきたりしますからね。
まとめると
内向的な人って、実はとっても魅力的。
でも、気付いていない人が多い。
他人や社会の価値観に縛られると苦しいだけなので、自分の心に素直に行動。
無理して自分を変えるよりも、環境選びにエネルギーを使ったほうが幸せになれる。