インフラエンジニア?なにそれ?という方でも、準備をしっかりすればLinuC試験は合格できます。
ということで、ここではIT素人が、LinuCレベル1の101試験に合格するためにしたことを紹介します。
実際に使用した教材や勉強法、また、実際の試験はどんな感じだったのかなどについてまとめているので、LinuCレベル1・101試験を受けようと思っている方の参考になれば嬉しいです。
受験結果
LinuC101試験は、800点満点で合格基準は6割の480点です。
エンジニアじゃない、ITの知識ゼロの私でも、勉強すれば8割以上とることができました。
使用した教材
LinuCレベル1合格教本
あずき本と言われるテキストが有名ですが、テキストに関してはどれも素人にはわかりづらいので、どれを選んでも大丈夫です。
わからないのに買う意味ある?と思ってしまいますが、意外とあとから読み返したりするので、個人的には買ってよかったと思います。
スピードマスター
スピードマスターは問題集です。
LinuC試験の合格に必要なことは、とにかくたくさん問題を解くことなので、問題集は持っておきましょう。
この次に紹介するPing-tではカバーしきれないところをスピードマスターで補う、という感じですね。
Ping-t
Ping-tはIT試験用の学習サイトです。
このサイトには問題が大量に用意されており、解説も教本よりわかりやすいので、問題を解きながらどんどん覚えることができます。
LinuC101試験に関しては、完全無料で問題を解けるので、本当にオススメのサイトです。
Ping-tを知らなかったら落ちていたかもと思うくらいお世話になったサイトです。
最初の2週間でやること
- 教本を読む
まずは一通り教本(LinuCレベル1合格教本の方)を読みましょう。
ここでは無理に理解しよう・覚えようと思わなくて大丈夫です。
教本は正直7割方理解できません。
意味がわからなさすぎて読むのが苦痛ですが頑張りましょう。
仮想マシンはインストールすべき?
結論から言うと、インストールしなくても試験問題は解けます。
ただ、実際にコマンドを打って実行するとちょっと面白いので、気になる場合はインストールをオススメします。
残りの2週間でやること
- とにかく問題を解く
教本を読み終わったら、スピードマスターやPing-tでとにかく問題を解きましょう。
Ping-tを優先して解こう
とにかくPing-tで問題を解きまくってください。
Ping-tには「最強WEB問題集」と「コマ問」という2種類の問題があります。
オススメの使い方は、
- 最強WEB問題集を解く
- わからない問題はすぐに解答・解説を読む
- コマ問を解く
- 最強WEB問題集が大体解けるようになったらコマ問を解く
- 正答率90%以上になるまで何度も解く
1と2をひたすら繰り返して、コマンドやオプション、用語の意味などを覚えましょう。
最初にコマ問から始めてしまうと、解けなさすぎてくじけそうになるので、最強WEB問題集→コマ問の順番がオススメです。
最強WEB問題集もコマ問も、最初は全然できなくて悲しくなりますが、何度も繰り返すうちに正答率はどんどん上がっていきます。
問題文を覚えるくらい繰り返し解きましょう。
どれくらいやれば覚えるかは人によりけりですが、私はレベル25で試験当日を迎えました。
スピードマスターの問題を解く
Ping-tに平行してスピードマスターの問題も少しずつ解いていきましょう。
スピードマスターにはPing-tには載っていないことがあったりします。
また、Ping-tとは出題の形式が若干異なるので、「こういう問題の出され方もあるんだ」という発見があります。
実際の試験でも、スピードマスターを読んでいたおかげで解けた問題がありました。
スピードマスターはPing-tの最強WEB問題集のような感じで、問題文の下にすぐ解説・解答が載っています。
解説がわかりにくいことがあるのですが、細かいところは読み飛ばしていいです。
なぜこの答えになるのか、ということがなんとなくわかればOKです。
2~3周できれば最高ですが、時間がなさそうなら苦手なところだけを重点的に解く、という使い方もアリです。
教本とスピードマスターの模擬試験を解く
教本とスピードマスターには1回分の模擬試験が掲載されています。
まず1回解いて、2回目は間違ったところだけ解きなおせば充分です。
余裕があれば2回目に間違ったところも解きなおしましょう。
もっと問題を解きたい場合
これで本当に合格できるか不安…もっと問題を解きたい!
という方はLinuCの公式サイトにある【例題と解説】という学習コンテンツがオススメです。
無料でLinuCの問題を解くことができ、解説もついています。
実際に試験を受けて感じたこと
試験問題の半分以上は、Ping-tやスピードマスターの問題とすごく似ていました。
また、記述形式の問題は比較的簡単なものが多かったように思います。
ほぼ勘で解いたものが13問くらい、微妙だな~というのが数問、残りはまあ合っているだろうという感じでした。
大事なのは、とにかく問題を解くことです。
特に、コマ問でコマンド、サブコマンド、オプション、ディレクトリ、ファイルなどをしっかり覚えることが重要です。
最強WEB問題集だけでは、覚えた気になっているだけで実際覚えられていないことが多いので、必ずコマ問には取り組んでください。
知らないことだらけで最初はしんどいですが、問題が解けるようになるとつらさが減ってきます。
あきらめずにがんばってください!