4月上旬の屋久島の山は、寒くもあり暑くもあります。
なので、暑さ・寒さの調節ができる服装をしていくことが大切。
また、急な雨もあり得るので雨対策もしていきましょう。
といっても、登山の経験がない場合どんな服装で行けばいいのか悩みますよね。
ということでここでは、実際に縄文杉トレッキングに行ったときの服装をご紹介したいと思います。
登山靴
登山靴は絶対にあったほうが良いです。
今回、縄文杉トレッキングにあたり、初めて登山靴をはいたのですが、滑りにくさと防水に感激しました。
屋久島は雨が多いせいか、登山道は水たまりがあったり、濡れて滑りやすかったりします。
そんな道でも、ケガなくそこそこ快適に歩けたのは登山靴のおかげだったと思います。
ザック&ザックカバー
ザックは登山用のリュックのことで、ザックカバーは雨からザックの中身を守ってくれるカバーのことを言います。
ザック
本格的なザックはなくても大丈夫ですが、肩の紐が細いものや革製のオシャレ重視のものはやめましょう。
また、ショルダーバッグもNGですね。
アウトドアブランドからでているものであれば、登山用でなくても十分使えると思います。
大きさは15~20ℓ程度あればOK。
胸のところで留められるチェストベルトの付いたものだと、重心がブレなくて歩きやすくなりますよ。
私は普段から使っている、Colemanのウォーカー25で行きました!
ザックカバー
ザックカバーは雨が降ってきたときのために、用意しておきましょう。
雨の中、カバンをむき出しの状態で歩いていると、カバンの中に水が滲みて大変なことになります。
ザックカバーはコンパクトにたためるものが多く、かさばらないので、用意しておくのがベターです。
服 ~着るもの~
- 吸水性が高く乾きにくい綿素材のものは避けましょう。
- 気温・体温に合わせて調節できるように、着脱しやすいものを重ね着していきましょう。
長袖のインナー
直接肌に触れるインナーは吸水速乾性に優れたものを選ぶのがオススメです。
今回着用したのは、モンベルのジオライン L.W.ラウンドネックシャツ。
高機能インナーを初めて着たのですが、行動中、汗のベタつきで不快になることなく、また汗冷えもせず、快適に過ごすことが出来てビックリしました。
インナーは脱ぐことなくずっと着ているので、肌の保護や虫よけのため長袖のものがオススメですよ。
Tシャツor長袖シャツ
インナーの上に着るシャツは、半袖、長袖、どちらでもOKです。
私は長袖のシャツを着ていったのですが、途中すごく暑くなったので、半袖にすれば良かったと少し後悔しました。
素材に関してですが、手持ちにポリエステルのものがなかったので、綿(コットン)で行きました。
ですが、インナーが優秀だったおかげか特に不便はありませんでした。
防寒着
歩き始めるまでが結構寒いので、防寒着は持っていくことをオススメします。
私は薄めのフリースとユニクロのウルトラライトダウン(ベストタイプ)を持っていきましたが、フリースだけで良かったかなと思いました。
ちなみに着用したフリースはモンベルのシャミースジャケットWomen’sです。
軽くて肌触りがよいのでオススメです。
長ズボン
下半身は動きやすい長ズボンを着用しましょう。
ジーンズは動きづらく、汗をかくと体に張り付いて不快になるので、やめておきましょう。
着用したのはモンベルのマウンテン ジャージパンツです。
汗をかいても張り付くことなく快適に歩けたよ!
下半身は上半身ほど気を遣わなくても大丈夫です。
上半身ほど暑さ、寒さを感じないので、動きやすければアウトドア用のものにこだわらなくても良いと思います。
レインウェア
雨対策として、レインウェアは必ず持っていきましょう。
100均などで売っているビニール製のレインコートは蒸れやすく、また、下半身までカバーできないのでオススメ出来ません。
その点、登山用のレインウェアは防水性・透湿性に優れているため、雨の中でも快適に歩くことが出来ます。
また、レインウェアは防寒着としても使えます。
風を通さないようになっているので、上に1枚羽織るだけで結構寒さがやわらぎます。
あまりに快適だったので普段使いに1着欲しくなりました!
靴下(厚手のもの)
靴下は出来ればトレッキング用の厚い靴下がオススメです。
5本指のものと指が分かれていない普通のタイプのものを購入したのですが、これから買う方は普通のタイプだけで良いと思います。
5本指タイプだと、靴を履いたときにつま先がきつく感じる場合があります。
あると良いもの
ストック(トレッキングポール)
脚力に自信のない方は持っていくのがオススメです。
縄文杉トレッキングは、往復22kmというとても長い距離を歩くことになるので、脚への負担がすさまじいです。
普段から山に登っていたり、運動をしている方であれば不要かもしれませんが、登山は初めて、運動はあまりしない、という方は持っていくことをオススメします。
特に下りでは、膝に負担がかかりやすいので、疲労が溜まってくる帰り道では重宝します。
帽子
帽子は登山用でなくてもよいので、持っていくのがオススメです。
予想外だったのが、日除けより、雨の時に役立ったことです。
帽子をかぶっていると、雨が降ってきても、つばのおかげで目に雨が入ることがないので、視界良好で歩けます。
トロッコ軌道以外は足場の不安定なところも多いので、傘を差しながら歩くのは難しいと思っておいたほうが良いです。
手袋
手の保護のために持っていくのがオススメです。
岩を触ったり、ロープをつかんだりする場面があるので、手袋があると手を傷めることなくしっかり掴むことが出来ますよ。
どんな手袋でもよいですが、個人的にはすべり止めのついたものがオススメです。
ロープや手すり、特にストックが掴みやすくなります。
初心者さんはレンタルショップの利用がオススメ!
登山用品は一式揃えるとなると、かなりの値段になりますよね。
縄文杉トレッキングのためだけに購入するのはちょっと…という方はレンタルショップを利用しましょう。
ここでは屋久島にある、登山用品レンタルショップをいくつかご紹介します。
利用するレンタルショップは、宿に近いと返却がしやすくて便利です。
靴、レインウェア、ストック、ザックカバーをレンタルしたよ!
トレッキングの日程が決まったら、早めに予約をするのがオススメです。
それでは、安全第一で縄文杉トレッキングを楽しんできてくださいね!