「男性は、女性に甘えられると嬉しいものだ」と言われることがありますが、本当にそうでしょうか?
実は甘える女性を見てどう感じるかは、男性によってさまざまです。
恋愛関係において女性の甘えは一般的に愛らしく感じられる一方で、男性が抱える心理バリアによってはそれを受け入れにくいケースもあるのです。
これらのバリアにはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは甘えられるのが苦手な男性の特徴を深掘りしていきたいと思います。
過剰な甘えに対する抵抗感

女性からの甘えが過剰になると、男性はそれを拒むことがあります。
依存と自立のバランスが崩れた甘えは、男性にとって重荷となり、心理的圧迫感を生むことも。
甘えが過ぎると、男性はそれを要求や束縛と受け取り、心理的に距離を置くようになる傾向があるのです。

愛情表現として甘えていたつもりが、相手にはそれがストレスだったなんて。
どこまでの甘えなら男性が喜ぶのかを見極めることが大切です。
照れや恥ずかしさが引き起こす甘え拒否

男性が女性の甘えを拒むもう一つの理由に、照れや恥ずかしさがあります。
特に日本の男性は、公の場での愛情表現に慣れていないことが多く、自らが注目されることに対する抵抗感が強い場合があります。
女性からの甘えが恥ずかしさを引き起こすと、無意識のうちに甘えを拒否する態度を示すことがあるのです。

「女性から甘えられたときに恥ずかしい思いをした」という経験から、甘え=恥=耐えられない、と記憶してしまい、結果として甘えられることに拒否反応を示すようになってしまうのでしょう。
甘えられることへの不慣れさ

甘えられることへの不慣れさも、男性が女性の甘えを受け入れにくくなる一因です。
家庭環境やこれまでの人間関係で甘えること、甘えられることが少なかった男性は、どのように対応すれば良いかわからず戸惑ってしまいます。
そうした経験の不足が、女性の甘えに対して心理的な壁を作ることに繋がります。

こういう男性は、「甘えること・甘えられることは、悪いことじゃない」と心から思えるようになれば、女性からの甘えを受け入れられるようになるかも。
男性側の甘えたい心理

男性にも甘えたいという心理が存在するため、女性からの甘えが受け入れにくいと感じることがあります。
「強さ」や「支える側」といった男性らしさに対する社会的期待と、自分の内面にある甘えたい願望とが衝突し、女性に甘える役割を許容しにくくなっているのかもしれません。

女性ばかり甘えが許されていてズルい!と考えてしまう、ちょっと厄介なタイプの男性。
男性自身も求める甘えの形
男性自身がどのように甘えたいか、また何を求めているのかによって、女性の甘え方に対する受け入れ度が変わります。
男性はしばしば無言で支えを求めていることがあり、その心の内が理解されないまま女性からの甘えが前面に出ると、それに対して心理的な抗いを感じることがあるのです。
逆に男性が求めている形での甘えなら心地よく受け入れられることもあります。

「男性は甘えられると喜ぶ生き物だ」と決めつけるのではなく、どんな甘え方なら喜ぶかを見極めることが大切です。
彼にうっとうしいと思われていた、なんて悲劇が起こらないようにしたいものですね。