こんな疑問について答えていきます。
私は過去にパン屋でバイトをしていたので、そこでの経験をもとに説明します。
単純作業が多く初バイトとしてオススメです。
さっそく見ていきましょう。
この記事を読むと、
◆パン屋の仕事内容がわかります。
◆仕事内容からパン屋の求める人材がわかります。
◆仕事内容+求める人物像からパン屋にあった志望動機が書けるようになります。
ぜひパン屋バイトデビューにお役立てください。
パン屋バイトの志望動機例
パン屋の仕事は大きく分けて「パンの販売」、「パンの製造」の2つです。
当然、求められる能力もこの2つに関連することになります。
したがって志望動機に書く内容も必然的に絞られてきます。
【人と接するのが好き】
✔人と会話するのが好きなので、お客様と直接コミュニケーションが取れる仕事がしたいです。
✔常連客、新規客を問わず気持ちよく買い物できるように心のこもった接客を心掛けたいです。
✔お客様との会話を通じて今よりも更に愛される店舗作りに貢献したいです。
【店の雰囲気が気に入ってる】
✔パンが好きで普段から貴店を利用しています。
✔スタッフの方々が明るく楽しそうに働いている姿を見て、自分も貴店で働かせて頂きたいと思いました。
✔以前来店した際、丁寧に対応してもらったことが記憶に残っています。
【パン作りに興味がある】
✔趣味でパン作りをしているので、その技術を仕事にも活かしたいと思い応募しました。
✔貴店のパンが好きで食べているうちに、自分も製造に関わり美味しいパンを届けたいと思うようになりました。
【早起きが得意】
✔パンの製造希望です。私は早起きが得意なので早朝のシフトも入れます。
【手が器用、料理が得意】
✔パン作りの経験はありませんが手先の器用さには自信を持っており、製造業務もスムーズに習得できると思います。
✔日頃から家族に料理を作ることが多く基本的な調理の知識は持っています。それはパン作りにも役立つと考えています。
【レジ業務の経験がある】
✔前職でレジ業務の経験があり使い方を熟知しています。スピードにも自信があります。
✔ただの会計業務にとどまらず、また来店したくなるような接客を意識していました。
【パン作りの経験がある】
✔数年前からパン教室に通っています。
パンの製造工程はわかっていますし、なによりパン作りが好きなので仕事にしたいと思いました。
【接客販売の経験がある】
✔前職は飲食店で働いていました。
接客販売とレジの経験があるので、貴店でも声掛けや気持ちのいいレジ対応を通して売り上げに貢献したいと思います。
ここまで書いといて何ですが、正直バイトの面接では志望動機は重視されません。
「家から近いから」「時給が高いから」という志望動機を書いたとしても、受かるときは受かります。
なので上記で紹介した志望動機を3つくらい組み合わせれば十分ですよ!
パン屋の仕事内容
具体的な仕事内容を知っている方が志望動機は書きやすいものです。
私が勤務していたパン屋での経験をもとにまとめたので、参考にして下さい。
レジ業務
パン屋にも当然ながらレジ業務があります。
基本的な操作は、他の小売りと一緒。
しかし、スーパーの食品レジと違う点が一つあるのです。
それはバーコードが貼っていないこと!
なので、どのパンが何て名前なのか覚えておく必要があります。
私が勤務していたパン屋では、常時40~50種類のパンを焼いていました。
最初は、こんなに覚えるの!?と思いましたが
不安だったのも3日目までで、1週間経つ頃には9割のパンを覚えていました。
パンが好きな人や食べ物に興味がある人は、スムーズに覚えられるはずですよ。
また、レジにはスピードが求められます。
混み合う時間帯だと、行列になってしまうことも。
お客さんの立場で考えると素早いに越したことはないです。
レジを早く終わらせるためにも、パンの名前を覚えるのは大事ですね。
レジ係と言えば挨拶や声掛けも大切です。
レジの人の印象でその店のイメージが決まると言っても過言ではない。
お客さんが来店したら「いらっしゃいませ」。
レジが混んでいて遅くなったら「お待たせしました」。
会計が済んだら「○○円です。ありがとうございます」。
お客さんにしっかり聞こえるように言いましょう。特に値段は。
主観になりますが、パン屋の店員に対しては横柄な態度の人が目立ちます。
レジ当番だとトラブルメーカーなお客さんに当たってしまうこともしばしば。割合は100人に1人。
そんな困ったお客さんを明るくスルーしたり、時には先輩に頼って上手く躱すなどメンタルの強さも必要です。
私は、マイバッグを投げつけられたり、意味不明ないちゃもんをつけられたことがありました。
びっくりしますし、ムカつきましたねー。先輩が慰めてくれましたが。
と、レジ業務はこんな感じです。
まとめると
こういうタイプの人に向いています。
袋詰め
パン屋のパンは基本的にレジで袋詰めします。
※コロナウィルスが流行してからは、袋に入れた状態で陳列する店が増えました。
どちらにせよ、実はちょっと面倒くさいこの作業。
特に甘いシロップがかかったパンは、袋にベタベタ張り付いて入れるのに時間がかかります。
パン屋のパンは軽いので、つい手が滑って落としてしまうこともよくあります。
私はよく落とす方で、週1で落下させてました。
お客さんが持ってきたパンを落としてしまったことも。
運悪く最後の一つだったので、謝るしかなかったですね。
速く綺麗に袋詰めするコツは、パートのおばちゃんに聞くと伝授してもらえます。
まとめると、
こういうタイプの人に向いています。
スライス
業務用パンスライサーを使ったスライス作業です。
主に食パンを使って、トースト用やサンドイッチ用にスライスします。
パン屋に行ったとき、電動ノコギリみたいな機械を見たことのある人も多いのではないでしょうか。
店の方針によりますが、私が勤務していたパン屋ではバイトもスライス業務を任されていました。
刃物なので触ると当然怪我をします。
3回怪我をした先輩は、スライス禁止にされていました。
怪我をしたくないなら、焦らずゆっくりスライスすることです。
また、食パンを切るのは意外と難しいです。
力加減によって薄くなったり厚くなったりします。
1ヶ月やれば失敗しなくなりますけどね。
まとめると、
こういうタイプの人に向いています。
掃除
食品を扱う店は清潔でなければいけません。
パンを並べる棚、レジ台、バックヤード。
お客さんから見える場所は特に気を付ける必要があります。
とは言っても、パン屋のメイン汚れは小麦粉やパンくずによるもの。
パンを載せるトレーやトングもほとんど汚れません。
掃除は簡単に終わります。
もう一つ、パン屋特有の掃除といえば鉄板拭きがありますね。
パンを焼き窯の中に入れるときに使う鉄板を拭く作業です。
1枚1~2kgの鉄板なので、腕力の弱い人は疲れます。
焼き窯から出した直後は、火傷する熱さなので要注意です!
鉄板を拭くときは、火傷防止のため皆必ず軍手でした。
食品を扱う仕事の中では、掃除は少ない方です。
まとめると、
ここに関しては向き不向きとかないですね。
品出し
品出しというか、前出しですね。
並べてあるパンは前の方から売れて行くので、お客さんは段々取りにくくなります。
パンの取りやすさと売り上げアップのために、手が空いたときはやっていました。
お客さんがいるときは邪魔になるので、誰も来なくて暇だなーってときの仕事です。
パンの製造
こねる
パン生地をこねる作業は全部機械がやってくれます。
レシピ通りに材料を入れてほっとくだけ。
滅多に失敗しませんが、稀にごてごての生地ができるときもあります。
私が勤務していたパン屋では半分は店舗の機会でこねて、残り半分は冷凍パンを使っていました。
冷凍パンとは、すでに成形済みで解凍・発酵して焼くだけのパンです。手間がかからず美味しいので、チェーン店ではよく使われています。
というわけで、パン生地をこねる作業を人力でやることはありません。
成形する
機械でこねたパン生地の形を整える作業です。
均一なサイズにするために、一つ一つ量りながら丸めます。
焼き上がりの時間に間に合うように黙々とスピーディーに。
パン屋のパン生地は柔らかいので最初は苦戦しますが、1ヶ月経つとテンポ良く出来るようになります。
作る作業が好きな人は集中してできますよ。
成形したパンはホイロに入れて発酵させます。
焼く
発酵が終わったら、溶き卵を塗ったり具材を乗せたりして焼きます。
発酵が終わったパンは次々仕上げていかねばならないので、ここでもスピードが必要になります。
しかし、焦りは禁物!
焼き窯の温度は200度前後。慌ててやると火傷の原因になります。
腕の内側を火傷してる人が多かった…。
軍手とうでぬきは必須アイテムですね。
ちなみに、パンの種類によって焼き時間も温度もバラバラです。
間違うと丸焦げになるので、そこも注意が必要です。
と、製造はこんな感じです。
まとめると、
こういうタイプの人に向いてます。
パン屋が欲しがる人材
仕事内容からまとめると以下の3つです。
★スピーディーに仕事をこなせる人
・時短のための工夫ができる。
・マイルールを作って要領よく動ける。
★コミュニケーションができる人
・お客さんとスムーズに会話ができる。
・従業員とのチームワークを大切にできる。
★パン作りが好きor興味がある人
・好きな分野は覚えやすい。
・続けるモチベーションになる。