VirtualBoxでエラーが起きたときの対応策を解説していきます。
タイトルでは「VT-x is disabled in the BIOS for all CPU modesの解決方法」としましたが、さらに詳しくいうなら、
WindowsのパソコンでVirtualBoxのエラー「仮想マシンの”○○(仮想マシン名CentOSやDebianなど)”のセッションを開けませんでした」となり、
- Not in a hypervisor partition (HVP=0)(VERR_VMX_MSR_ALL_DISABLED).
- VT-x is disabled in the BIOS for all CPU modes (VERR_VMX_MSR_ALL_VMX_DISABLED).
というエラーが出たときにするべきこと
となります。
このエラーが出た場合は、ここで紹介するやり方で解決するかもしれませんので、参考にしてみてください。
まず確認すること
使用しているパソコンにHyper-Vがインストールされている場合は、その機能を無効にする必要があります。
以下の手順にしたがって、Hyper-Vを無効にしましょう。
使用しているパソコン
解決策に入る前に、筆者が使用しているパソコンのスペックをさらっと紹介しておきます。
- Intel Core i3-7100U CPU @ 2.40GHz 2.40GHz
- 8.00BG(7.90GB使用可能)
- Windows 11 Home
パソコンのスペックは、【スタート】>【設定】>【システム】>【バージョン情報】で確認することができます。
解決策
BIOSまたはUEFIを起動し、Virtualization TechnologyをDisabled→Enabledに変更する
※BIOSでもUEFIでも手順は変わりません。
手順
1.BIOSを起動する
まず、BIOSを起動します。
起動のしかたはWindows11でBIOSを起動する|3つの簡単な方法が分かりやすいので参考にしてみてください。
方法1の「F2」でBIOSが起動できない場合は、方法2がオススメです。
ここではやり方だけ簡単に紹介するので、画像付きで見たい方はぜひリンク先にとんでください。
- 【Win】キー+【l】キーを押して【設定】を開く
- 【システム】>【回復】>【PCの機動をカスタマイズする】>【今すぐ再起動】
- ポップアップがでるので【今すぐ再起動】をクリック
- オプションの選択が表示されるので【トラブルシューティング】>【詳細オプション】>【UEFIファームウェアの設定】>【再起動】
2.BIOSでの設定
BIOSの画面が開いたら、設定をしていきます。
BIOSはキーボードのみで操作します。
操作方法はBIOS画面の下に書いてありますが、ここでは矢印キー、Enter、F10しか使わないのでそれほど難しくはないと思います。
- 矢印キー(← →)で【Security】タブを選択
- ↑↓キーで【Virtualization】を選択しEnterキーを押す
- 【Intel(R) Virtualization Technology】を選択してEnterキーを押す
- 「Enabled・Disabled」というのが開くので【Enabled】を選択しEnterキーを押す
- 【F10】を押して変更を保存し、終了する
パソコンによっては、【Intel(R) Virtualization Technology】が【Config】タブにある場合もあるようです。
【Security】タブでVirtualizationっぽいものが見つからないときは、【Config】タブも見てみてください。